楽しみにしていた長岡京ガラシャ祭町衆祝い行列
11月10日に2019長岡京ガラシャ祭が開催される。公式ＨＰを見ると昨年に続いて京都橘高校吹奏楽部（KT）の行列（パレード）が行われるようだ。僕はずいぶん前からこの日のパレードの観覧を計画していた。
実はこの日、仕事が一つ入っていたけど、「俺この日都合悪いから」と、早々に休みを宣言していた。当然他の予定も入れないでおいた。とにかくガラシャ祭最優先。なんなら家族も連れて行こうかな、と思っていた。
先日の夜、自宅の電話が鳴った。自宅の電話が鳴る時は、セールスか親戚の訃報と相場は決まっている。
電話は親戚からだった。なんか嫌な予感がするぞ。
親戚「今度うちのおふくろの三回忌やるんで」
僕（ホッ、訃報じゃなくてよかった・・・）「あー、もう２年も経ったんだねー。で、いつ？」
親戚「11月10日11時ね。自宅でやるから」
僕「11月10日・・・あ、日曜日だよね。はい了解・・・じゃあ行きますねー。よろしくー、、、」
11月10日に法事！
この絶望感はどう表現したらいいんだ？
もうね、あれこれ計画していたんだよ。電車で行こうかな、車で行こうかなとか。家族で行くなら車のほうがいいかな、とか。
早めに行って下見しようとか、昼ごはんはあそこで食べようとか、楽市楽座も覗いてこようかとか。グーグルマップ眺めながら、この路地抜け道として使えそうだ、とかね、当日のこと考えるのが楽しみだった。明智玉（細川ガラシャ）の生涯についてもちょっと調べたりしてさ、ガラシャ祭をすごく身近に感じていたのに。
去年の今頃、過去のガラシャ祭の開催日を調べて、11月の第二日曜日に開催されるんだな、じゃあ2019年は11月10日だな、と予想してスケジュール入れていたんだ。「11月10日＝長岡京ガラシャ祭」はもう一年前から頭の中に刻み込んであった。仕事は絶対入れないようにしていたし、地区の防災訓練への参加も断った。
なのに、だ。
法事！僕の叔母さんの三回忌なのだ。自分の両親は亡くなっているので、僕が出ないわけにはいかない。出ないとそのことを末代まで言われるような土地柄だ。妻が行けばいいという問題じゃない。格好がつかないんだ。法事だけは断れない・・・。なんでこの日なんだよ。
がっかりしてのたうち回る僕を見て家族は、
妻「たかが高校生のパレードでしょう？」
子「女子高生の生足が見たいんだよね」
だって。
たかが・・・だと？
この程度の理解しかしていない家族の声はもはや僕の耳に入らない。仕事でもこんなにシリアスに落ち込んだことはない。久しぶりの大ショック。
何もかもやる気がしなくなった。当日は動画を楽しみにするしかいないね。
ベテランさん、よろしくお願いします。
行列（パレード）ルートの短縮
さて、自分の話はこれくらいにしておいて、2019ガラシャ祭の公式ＨＰで行列の詳細を見ると、今回のKTのパレードは長岡京市役所前がゴールになるみたい。少し前からネットで話題になっていたけど、今年は勝竜寺城はおろか神足（こうたり）商店街（西国街道）まで行かずに終了。パレードの距離は半分以下になってしまうらしい。
ちなみに、これが去年までのルートね。
パレードルートを辿る 2018長岡京ガラシャ祭 京都橘高校吹奏楽部
ガラシャ行列名物の神足商店街っていう路地でのパレードは見ていてハラハラしたよね。なんちゅーところで踊ってるんだって思う。ちょっと危険ではある。でも、ガラシャ祭ならではの場所だった。
お玉（ガラシャ）の輿入れを祝う町衆の行列なのに、勝竜寺城まで行かなくていいのか？と思うけど。KTの行列だけ短縮されるのかなあ？
もう見られない、神足商店街でのパレード
去年の動画見てたとき、警察官が顧問の先生に「（楽器が）当たってるからさぁ～」みたいなことをぶつぶつ言ってるシーンがあったのを覚えてる。
祭りの実行委員会は警察に事前協議を行っていると思うけど「去年は危なかった、なんとかしろ」って話題は毎年出てたんだろうなあ。そして、昨今のKT人気でさらに人が増えたら・・・
神足商店街ではなく府道67号（現西国街道）を通るルートなら危険はないだろうけど、大通りの交通規制となると警察はすごく嫌がるからね。そういうことを考慮した結果、パレードルートを短縮することになったんだろう。
伝統行事なら何言われようがやるけど、観光イベントだとちょっと支障が出ると「じゃあそれ、やめまーす、縮小しまーす」だからね。
あの極狭の商店街（路地）で必死に演奏する姿は素晴らしかったんだけどね。もう見られないとは・・・中止になるよりはまし、と考えるしかないのかな。
昨年（2018）のガラシャ祭のパレードの様子（神足商店街付近）
京都橘高校吹奏楽部ガラシャ祭り Marching parade Full version「HD」Kyoto Tachibana SHS Band
by st.taketo
行事には正装で
こうなると望むべくは、いよいよハニワスタイルではなく正装でやって欲しいということしかない。
ほんとに。
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