自転車の乗り方の違い 自転車通勤とポタリング

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通勤のときの自転車の乗り方とそうでないときの自転車の乗り方。あまり深く考えてこなかったけど比べるとぜんぜん違う。

自転車の乗り方 自転車通勤

朝、通勤のときは、時間的には比較的余裕を持って家を出るようにしているとはいえ、いったん自転車にまたがるとグイグイペダルを漕ぐ感じ。なるべくペースを落とさず、向かい風でも坂でも逆らって走る感じ。どうも朝は気持ちに余裕が無いんだよね。ヘタレなのでスピードは大して出ないけど運転はちょっと荒っぽくなってしまう。毎日走る道なので、危険な場所や路面の状態などはよく知っている。だから荒っぽく見えても結構気をつけて運転しているつもり。

出会い頭事故注意の十字路、通学レーン、カーブミラーの位置、いつも高校生の自転車が飛び出してくる路地、砂利の浮いている曲がり角、グレーチング、マンホール、舗装の継ぎ目の溝や段差、歩道の切り下げの状態、雑草の飛び出し、道路標識や電柱が邪魔になっている場所、やたらとゴミの多い道、枯葉や小枝が落ちて溜まっている場所・・・

これに加えて、「自動車」の動きや走り方を予測して走る。朝、生活道路を走る車ならではの走り方があるんだ。裏道として使われている道なら、一方通行や一時停止箇所のみならず、、道幅が狭く自動車同士のすれ違いがギリギリの場所、強引に合流する車が多い場所もわかってくる。そういったことを頭の中で常に考え、安全な場所を走るんだ。事故はしたくないからね。

でも、都市部で、自転車通勤している人はもっと神経を使っているんだろうな。自動車も歩行者もこっちの何倍もあるだろうし、信号も多い。もっといろいろと注意が必要なんだろうなあ。

自転車の乗り方 ポタリング

通勤以外のときはどうか。つまりポタリングなんかするときだね。

僕は、スピードや距離をを求める派じゃないので疲れるような乗り方は好きじゃない。通勤時の2割落ちくらいの力の入れ方、要するにわりとのんびり走ってる。速度でいうと、15~20km/hくらいかな。のんびりぶらぶらだ。ポタリングだからね。

知らない道を通ることが多いので、ビュンビュン走っていたら面白くないし危険を予測できない。知らない道には自分が気づかない危険が潜んでいると常に思って走る。危なそう、と感じたら迷わずスピードを落としたり、停止したりする。自動車は自転車のことを見てるようでまったく見てないので、自動車を信用して運転するのは危険だと思ってる。相手が引くべき状況でも自分が引く。事故の原因が相手側にあったとしても痛い目に合うのはこっちだ。危険を感じたら意地を張らずさっさと止まりまる。止まったついでにドリンクでも飲めばいい。

止まることは嫌じゃないんだよ。むしろどんどん止まる。止まって、「さてここはどこだ」と考える。今の時間、出発点からの距離、風向きなどを考えて、これからどうやって走ろうか考える、「こっちを回って遠回りして帰ろうか、いやこちらの道を下って楽に帰ろうか。こっちを曲がったらどこへ行くんだろう」なんてね。走りながらだと、曲がるきっかけを失っちゃうので止まって辺りを見回すのもいいよね。

まったく知らない道だと、道路状況がわからない。この先どんな道になっているのか。歩道も無く、トラックが飛ばす道に出てしまったり、路肩がひどい凸凹の道を通ることもある。だからその場その場で十分な安全マージンをとって走らなければならない。つまり危険に対して自分が対応できる速度で走ることになる。となると、のんびり目の速度になるよね。のんびり走れば周りの風景がよく見えてくる。僕は、スピードを出すことよりキョロキョロと景色や街並みを見ながら走ることに魅力を感じている。大げさに言うなら自由を感じることができるから。自動車では絶対に見つけることのできない通り抜け箇所(ショートカット)を見つけたときなんて、「ほぉー、ここが」と思ってにやけたりする。ま、普段は、そんなことを考えながらのんびり走ってる。

安全という視点から考えると、自転車通勤では路面状況や車の動きなどから瞬時に危険か安全を判断する感覚を鍛え、ポタリングでは自転車通勤で得た経験を応用して知らない道でも安全・快適に走る、ということになるのかな。自転車の乗り方としてはバランスはいいかもしれないね。

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