新陳代謝

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京都橘高校吹奏楽部(KT)の3年生部員の参加する公式行事は12月の定期公演会で(一応)最後になる。毎年のこととはいえ、とても寂しいことだ。

たった2年9ヶ月の活動期間。授業以外の高校生活ほぼすべてを部活動に捧げて去っていく。笑顔の裏にどれくらいの涙があっただろう。高校時代、面倒くさいことから逃げて自堕落に過ごした僕には想像すらできない。

京都橘高校吹奏楽部115期 第55回定期演奏会

KTは人気が高いからネットでいろんなコメントが上がっている。

「今年のメンバーは去年に比べてどうのこうの・・・」というのは簡単だ。でもそうじゃない。技術や成果だけで部活動を語るべきではない。

「今年もカラーガード少ないですね。クラリネット隊から2,3人異動できないもんでしょうか」
「そろそろ全国金賞とらないと」
「こんな過密なスケジュールで大丈夫なんでしょうか」
「KTを東京オリンピックの開会式に出場させろ」
「日本のギャラリーは拍手が少なくて情けないです」
こんなコメント多いね。こういったこと書いている人は、全員KTと無関係だ。無責任に書くよなぁ、って思うけどね。

まあ応援する気持ちの表れってことだろうけど。でも、ネット上に役に立たない意見を書くくらいなら、学校に寄付してからにすればいいのにね。

彼らは自分から望んで部員になった。練習がどれほど辛いか承知の上でだ。嫌なら辞めることも自由な身分だ。悩んだり泣いたり、それでも出来ないと自分に失望することもあったかもしれない。でも、彼らは2年9ヶ月をやりきった。部活動に青春を捧げた彼らから頂いた感動に、僕は本当に感謝している。そこに批判や意見が出て来ようか。

僕は、遠くからKTを応援し、KTのパフォーマンスの素晴らしさ、ユニークさについての感想をここに書いていくだけのファン。そして、行き過ぎたファンの行動には批判的なコメントをしていく。

春には新入部員がやってくる。また始めからやり直しだ。僕はKTの新陳代謝の様子を見守るだけだ。

今年のKTに感謝し、新しいKTを楽しみに春を待つんだ。

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