高校時代の自転車の思い出1
高校1年か2年の頃だったか、今まで乗ってきた少年用スポーツサイクルが相当古くなり、ブームも終わり、周りの誰も乗らなくなったので、僕は新しい自転車を親にせがんだ。そうしたらある日、写真のような自転車が家にやってきた。ママチャリじゃなく、実用自転車というのか?猛烈にオジサンっぽい自転車だ。家に自転車が届いたとき絶句した。
(写真よりもっとオヤジっぽい自転車だった気がする。とにかく重かった。)
なんでこんな自転車買ったんだよ、と親に文句を言った。言い争いをした。どうしてこの自転車を選んだんだよ、何で普通の自転車にしなかったんだよ、こんなもん高校生が乗ると思うのか、と。
うちの両親は本当に真面目。どんなことに対しても「流行の」とか「今若者の間では」といった基準でものを選ぶことがなくて、自分基準で選んでしまう。子どもを自転車屋へ連れていく、ということをしない。勝手に選んでくる。
きっと、丈夫で長く使えるだろうと考えてこの自転車を選んだんだろう。良かれと思ってやってることなので、本気で怒れないんだけれども。その頃僕は、通学や水泳のスクールに自転車で通っていて、友達や女の子のいる中でこの自転車には恥ずかしくて乗れなかったんだ。
そういえば、高校の入学祝に、父に腕時計を買ってもらったんだ。それが当時のビジネスマンがつけるような地味な時計(でも安物ではない)で、当時の友達の中ではまったくお洒落ではないし普段着に似合わない。こんな時計恥ずかしい!どうして選ばせてくれなかったんだよ!と散々文句を言って代わりの時計を買ってもらった記憶がある。
今思い出すと、なんて自分勝手な野郎だと思うけどね。
結局、母親が親戚から中古のママチャリをもらってきてくれて、僕はそれに乗ることになった。そのほうがましだと思った。
オジサン自転車はしばらく親父が乗っていたけどやがて誰も乗らなくなった。長い間雨ざらしになっていて、いつの間にか無くなっていた。
新しく買ってもらった時計(自分で選んだ)は、デザインは斬新だったけど、2、3年で壊れた。最初に買ってもらった時計は、父が使い20年以上動き続けた。
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Comment
こちらでは初めまして。
似たような思い出がありますね。
うちはもっぱら「ダサい服」でしたけど・・・
そのうち娘にも同じ事言われるんだろうなー?
と思ってますww
どこの親も同じかもしれませんね~。
でも、今思い出すと、わがままだった自分が恥ずかしいです(^^ゞ