なぜか最近宮沢賢治のことを考える
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つぶやき
星めぐりの歌
恥ずかしながら、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を知らなかった。「俺、宮沢賢治が結構好きなんだよね~」なんて言ったりするくせに、実はちっとも詳しく知らない。
先日聴いた「緑の音楽師」(YouTube)というラジオドラマでこの歌を知り興味を持った。
宮沢賢治「星めぐりの歌 」アカペラ 青木由有子/画 熊谷直人(YouTube)
星めぐりの歌 作詞作曲 宮沢賢治
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
なんて素敵な詩なんだろう。大人になってから空を見上げなくなったし、星を見て想像を膨らませることもない。汚れちまったなあって思うね。
画本 宮澤賢治
宮沢賢治の本なら、パロル舎の「画本 宮澤賢治」シリーズがいい。パロル舎はもう潰れてしまったけど昔、銀河鉄道の夜とかセロ弾きのゴーシュなど5冊くらい買った記憶がある。子どもに読んでやるためだ。図書館でも何冊か借りたっけ。どこかにしまったはずだと探してみたけど見つからなかった。処分してしまったのかなあ・・・
このシリーズは昔の文体のままだから、読みにくいと感じることもあるけど、それが不思議なニュアンスを含んでいて妙にいい。何よりこのシリーズは絵(版画)が素晴らしい。画本というだけのことはある。版画は小林敏也という人によるものだ。子どもが小さいとき、寝かせるためによく読んでやったけど、子どもの頭の中では絵が動き出していたんだろうか。
さて、この画本宮澤賢治シリーズ、パロル舎が潰れた後、好学社というところに引き継がれて販売されているようだ。絶版になったと思ったけどまだ手に入るとは素晴らしいことじゃないか!全冊揃えたいな・・・でも、いまさら?いやいや、それだけの価値はあると思う。
あまり詳しくない自分が言うのもなんだけど、童話は話と絵の組み合わせがすごく大切だと思うね。斎藤隆介と滝平二郎の組み合わせも好き。いいものは時代を超えるよね。
動画に見る賢治作品
以前、NHKで放送された「80年後のKENJI」という番組。かなり良かった。原作のイメージをよく理解して作られてるなあ、って思った。当時録画したんだけど、もう消してしまった。でも、誰かが動画をアップしていた。
幻想的、と単純に言い表せないけどこういう雰囲気はとても好きだな。
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