ライフスタイルバイク【LifeStyleBike】 肩肘張らない生き方

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自転車に乗り始めて僕の体に少し変化が現れ始めた。

僕は、平日には通勤のために自転車に乗り、休日には気分転換を兼ねて、街並みを見ながら自転車を漕ぐのが好きなだけで、別に健康目的、スポーツ目的に自転車に乗っている訳じゃなんじゃないんだ。それでも体は変わってきてる。

まず太ももに張りが出た。太くなったかどうかは分からないけど、筋肉の硬さが増したような気がする。ふくらはぎの贅肉も落ちてる。顎のラインがスッキリし、おなかまわりの贅肉も少し減った。体重も3キロ落ちた。運転中には腰や、肩、腕の筋肉も使っているようで、全体的に体が締まってきてるような気がする。

自転車に乗るのに理由は必要ない

いい歳の大人になってから自転車に乗る場合、健康のためとか体力低下を防ぐとか、エコとか何かと目的を探して自転車に乗る人が多いけど、そういう言わないと自転車に乗れないのかい?自転車って特別な乗り物か?自転車に乗ってます!ってわざわざアピールされても困ってしまうよね。知らんわそんなこと、って。

とはいえ僕も、「健康に目覚めたのか?」と聞かれれば、「あぁ、そうそう」と否定しない。いちいち説明するのは面倒だからだ。
「自転車はエコでいいよね。ガソリン代いらないし」という会話も「あぁ、そうそう」と聞き流す。勝手にそう思ってろ、と思う。こういう会話は、定期的に繰り返される。単なる社交辞令だよ。朝の挨拶と同じレベルの会話だ。

僕が住んでいる東三河地域は大抵の家に車は2台以上ある。普通車+軽自動車という組み合わせが多いかな。うちもそうだ。

ここでは自転車というのは、子どもやお年寄りの乗るものだと思われている。大人は車に乗るのが正しいと信じ込んでいる。どうも、自転車に乗ってると貧乏人とか変わったおっさんに思われるみたいなんだ。「ああ、節約のために自転車でがんばってるんだ」ってね。

出先で知人にばったり会うと「ここまで自転車で来たの?へぇ、すごいねー(「何で車で来ないの?」というニュアンスが含まれる)」となる。自宅から4キロしか離れていない場所でもそういわれる。

田舎だから、○○市○○町の「町」エリアが大きくてね、学区も「町」で分かれている。A町民にとって隣のB町はよその世界だと思ってる。家が境界付近にある人でもB町民との交流はほとんど無い。自転車はA町内を移動するための手段として使われることはあってもB町に行くためには使われない。B町へは自転車で行くもんじゃないと思われている。B町は「近所」ではないので、車で行くものと思ってる。僕が子どもの頃は子どもだけで町外へ行くことを学校で禁止していた。

だから、町の内と外という区別や、自転車は町内で乗るもの、という考えが地元住民には刷り込まれている。小さい頃からそういわれて育ってきたんだ。自転車での行動範囲はせいぜい2キロくらいだろう。ま、そういう地域だって思ってもらえばいい。

ライフスタイルバイク

RITEWAY(ライトウェイ)のカタログを眺めていたら、【LifeStyleBike】という言葉が出ていた。そうだよな、【ライフスタイルバイク】だ。コンテンツの内容はともかくとして、この言葉だけは頂こう。

自転車は、子供からお年寄りまで、誰でも乗れる一番身近な乗り物だ。乗っててもちっとも偉くない。健康、スポーツ、エコ、と理論武装して自転車に乗るのはやめようと思う。自分が自転車に乗っている理由を説明する必要なんてないんだよ。

自転車を必要以上に愛でる必要もない。自分の足として従順に働いてくれればそれでいい。

自由に走り回れる自転車は、子どもの頃の僕にいろんな世界を見せてくれた。成長して大人になってずっと忘れていた。僕は自転車に乗るのが好きなんだと。

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