オレンジの悪魔こと京都橘高校吹奏楽部がもの凄い

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京都橘高校吹奏楽部という部活

最近、といっても3カ月ほど前、YouTubeで京都橘高校吹奏楽部(KT)の事を知った。たまたま見た動画をきっかけに興味を持ち始め、最近じゃ関連動画を見まくっている。典型的なにわかファンというやつだ。

僕は、吹奏楽、マーチング、パレードについては全くの素人だ。楽器の名前も知らなかった。でも、動画見まくって関連情報調べたおかげでそれなりに知識は増えた。

調べてみると、KTは、オレンジの悪魔(Orange Devils)の異名を持ち、吹奏楽業界ではかなり有名らしい。軽快に踊りながら演奏するスタイルは相当異端のようだ。僕は最初にパレード動画を見たとき「学芸会かよ!」と思ったけど、良く見たらもっとレベルが高かった。

ローズパレードに挑む

KTはアメリカで毎年1月1日に行われるローズパレードに2度出場していて、アメリカアナハイムディズニーランドでもパレードを行っている。パレードの本場アメリカの人にはKTのマーチングはどんな印象なんだろう?アメリカ人には小学生か中学生くらいに見える女の子(男性も少しいる)がミニスカートで小気味よいステップを踏みながら演奏する姿はキュートに見えるはずだ。

動画には「日本はマーチングにまで”かわいい”を持ち込んだ!」というコメントもある。たしかに、オレンジのユニフォームがチャーミングで、ダンスも可愛い。

お気に入りの動画

お気に入りの動画を紹介しよう。

2017/11/23 京都橘高校吹奏楽部 大手筋商店街パレード Kyoto Tachibana SHS Band

by 慶次郎前田

この動画好きなんだよね。2018/1/1に開催される(た)アメリカのローズパレードへの出場を記念して行われたパレード。スタート地点のバックに鳥居という京都らしさ。そして、野菜が並んでる近所の商店街を練り歩く姿が痛快。ギャラリーすれすれを進んでいくのがいいね。パレードの隊列が踏切で電車待ちしながら演奏するなんて聞いたことがない。アーケードに鳴り響く情景もいい。海外からのコメントが多いのはローズパレード出場の影響だろうね。

お気に入りは10分30秒頃から始まる“Festa do Interior(邦題「恋のカーニバル」)”というサンバ。曲もいいしもダンスもすばらしい。特にフルートのダンスが最高に素敵だ。これは付いて行きたくなる。

KTの定番曲といえば“Sng Sing Sing”だが、自分は”Festa do Interior”こそKTにマッチする曲だと思ってる。軽快なメロディー、弾むリズムは今も頭の中で鳴り響いている。でも、この曲はこのパレード以降演奏されてない。残念ながら2018ローズパレードには投入されなかったようだ。これはKTの定番曲にしてもいいと思うんだが。

ローズパレード関連の動画

2018ローズパレード関連のYouTube動画も載せておこう。

アナハイムディズニーランドパレード

2017/12/29 京都橘高校Kyoto Tachibana SHS Band Anaheim Disneyland Parade 「Multi-camera editing」「4k」
by st.taketo

 

パサデナバンドフェストマーチング

2017/12/30 Kyoto Tachibana High School Green Band – 2018 Pasadena Bandfest
by Music213

 

2018ローズパレード本編

2018/1/1 京都橘高校 Kyoto Tachibana SHS Band Rose Parade 2018「4k」
by st.taketo

どれも、視聴回数、コメント数がすごい。冷静に考えると、これ高校の部活動だぞ。

2018/10/21 京都橘高校吹奏楽部 マーチングパフォーマンス 2018楽器フェア「4k」Kyoto Tachibana SHS Band

by st.taketo

最近では、楽器フェア2018のパフォーマンスがお気に入りだ。

動きに迷いがない。自信に満ち溢れているステージ。ここまでやるのは相当の努力が必要だろう。

アイドルと混同しないように

さて、KTはあくまで普通の高校生、部活動なので、そこらのアイドルと同じように考えてはいけない。男子生徒もがんばってるんだよ。

でも、KT動画を見た僕みたいなオッサンのにわかファンが沢山いて、一部はかなり熱くなってる。懸念されているのは素人カメラマンの大量発生。商店街や狭い路地でのパレードは見ごたえがあってとても好きなんだけど、動画撮影の人が非常に多くて大混雑。まあ、おかげで良質な動画を拝見させてもらっているんだけど、撮影経験不足でマナーの悪い人もいるようだ。ようは味噌糞一緒になってしまっている。上記のセミプロみたいな人の動画が上がってくるんだから、無理して撮影しなくてもいいのになあ。

論外だけど、ローアングル撮影する輩もいて、そいつらのせいでスカートの下にジャージ着用という珍妙なスタイルで演奏することが多くなってしまったらしい。

部外者は邪魔にならないように応援してあげよう。そして、部員のプレイベートは探ってはいけない。インスタやツイッターで偶然見かけても知らないふりをしてあげよう。たぶんSNSは禁止されていると思うけどね。

海外のファンサイト

リンクは載せないけど海外のファンサイト(英語)もある。貴重な記事も掲載されていて、その点は有意義なんだけど、ファンの書き込みはかなり熱い。熱いというかキモイ。夢中になりすぎて、ちょっとおかしな奴もいる。

海外ファンもおっさんが多いと思うけど、日本に行けないだけに動画やイベントにとても敏感に反応する。かなりのファンになると、1年、2年、3年の区別もつくようだ。卒業生についても語ったりしている。彼らが熱くなるのもまあ理解できるけど、ちょっと気持ち悪い。

笑顔の陰に

いろいろ書いたけど、KTのあっけらかんと踊って演奏している姿が楽しそうで、それでいて誰も真似できないスタイルで、見ていて飽きない。

でも、彼らの笑顔の後ろには、想像を絶する努力があるはずだ。並みの練習じゃあれは絶対出来ない。

表舞台では、まるで空気でも吸うかのように、軽やかに笑顔で踊りながら演奏する。僕は、彼らの努力を思うと目がウルウルしてしまう。おっさんになるにつれ涙もろくなるもんだよ。

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