塩対応でいい

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また京都橘高校吹奏楽部(KT)の話題だ。

KTは演奏中、笑顔で手を振って僕らを楽しませてくれる。でも演奏が終わると、わりとそっけない。手くらいは振るけど、とっととその場を去っていく。ちょっとあっさりしすぎじゃない?と思うかもしれないが、それでいい。彼らはアイドルじゃない。これは部活動だ。

学校は「ファンのおっさん連中に声掛けられても反応するな。」と指示しているに違いない。

学校から出てくる部の情報といえば演奏会やパレードのスケジュール程度。他の情報はびっくりするくらい、ない。全然ない。

とある記事によると、学校に部員のことで問い合わせがあっても答えないし、ファンレターやプレゼントが届いても部員には渡さない、という。これは当然の対応といえる。KTは部活動なんだかから。追っかけやプレゼントは必要ないのだ。

部員100人もいれば誰かのSNSを発見できそうなもんだけど、非常に難しい。SNS禁止されているか、禁止されていなくても非公開にしろとか部のことは書くなといわれているんだろう。かなりしっかり情報統制されているようだ。

だって、「明日から○○で合宿でーす」なんて発言しようものなら、オッサンがすぐ集ってきちゃうからね。2018ローズパレードの様子もOGのSNSにちらほら写真が載ってた程度。僕はこれでいいと思っている。情報なんて最小限でいいのだ。

はっきり言うと、KTの活動におっさんファンは不要なのだ。自分も含めて。地元の人、自分の家族、友達に演奏する姿を見てもらいたいのであって、KTを見るためだけにやってきた、自作の旗を振っているおじさんのために演奏しているわけではないのだ。

「タチバナ~ッ!うしろ姿もかわいいよッ!」と大声で叫ぶ人に、ノーリアクションは当然だ。

大抵のおっさんファンは、一度声かけて返事してくれた子に慣れ慣れしくなる。そうなると、毎回声掛けられて、あげくに一緒に写真を撮らされて、SNSで
「ホルンの○○ちゃんと写真を撮りました~。この前声掛けたのも覚えてくれていました。ほんとにかわいいですよね~」なんて晒されるんだ。優しくすると付け上がる。おっさんはそういう生き物だ。

だから、おっさんに優しくする必要は無い。演技が終わったらとっとと姿を消す。それでいい。KTの本音は、声かけてくれた人には一言二言返事したいのかもしれないけど、それやっちゃうとおっさんは歯止めが効かなくなるからやらない。

だから、差し出した手にタッチしてくれたらラッキーと思わなきゃね。

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